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病院・企業連携 人工心臓動物に埋め込み訓練

模擬手術室でトレーニングの準備をする医師ら

 福島県立医大と医療機器ベンチャーEVIジャパン(福島市)の共同研究チームは4日、補助人工心臓を動物に埋め込む訓練を郡山市のふくしま医療機器開発支援センターで初めて行った。センターを拠点に医療関連企業と病院が連携して先端医療を発展させる「福島発」の試みが本格始動した。
 EVI社が自社製の補助人工心臓を提供。医大のスタッフが模擬手術室でブタの心臓に補助人工心臓を約3時間かけてつないだ。心臓外科医、看護師、臨床工学技士ら約20人が参加し、機器類の取り扱いやスタッフ間の連携を確認した。
 昨年11月に開所したセンターは、医療関連産業の集積を目指す県が134億円をかけて整備した。模擬手術室のほか、医療機器の試験設備を備える。
 県内で唯一、補助人工心臓を扱える医療機関に認定された医大は、心臓移植を待つ患者に補助人工心臓を埋め込む手術を年間10件程度計画。センターを活用し、実際の手術に近い環境で訓練を重ねる。
 記者会見した医大の横山斉教授(心臓血管外科)は「人工心臓手術は病院を挙げての訓練が必要。センターはチーム医療を成長させる拠点になる」と期待した。


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2017年03月05日日曜日


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