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<震災6年>七回忌「ずっと帰り待っている」

七回忌法要で犠牲者を供養する参列者=5日、気仙沼市本吉町の仙翁寺

 東日本大震災から6年になるのを前に、震災時に避難所として300人以上を受け入れた宮城県気仙沼市本吉町寺沢の仙翁(せんのう)寺で5日、震災殉難・物故者合同七回忌法要が営まれた。
 犠牲者69人の遺族約120人が参列。本堂で手を合わせて犠牲者の冥福を祈った。観音像を納める「萬手(まんじゅ)堂」の落慶法要もあった。
 参列した同市南郷の斎藤ちよ子さん(68)は、南三陸町職員だった次男康志さん=当時(36)=が行方不明のまま。墓にはへその緒を入れたという。「私とのつながりの証しだから。ずっと帰りを待っている」と目頭を押さえた。
 康志さんの2人の息子のうち、震災直後に生まれた子は今春に幼稚園の年長組に入るという。「子どもたちの成長を見守ってほしい」と手を合わせた。
 祖父を亡くした気仙沼市本吉町後田の自営業遠藤公貴(まさたか)さん(36)は、帰郷して2015年に自動車板金塗装業を興した。「祖父は無口でがんこだったが、名前を付けてもらった。思いを胸に古里の復興に尽くしたい」と語った。


2017年03月06日月曜日


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