宮城のニュース

<エコラの日々>割り箸リサイクル

絵・木下亜梨沙

 私が使用済み割り箸のリサイクルに興味を持ったのは、2000年頃でした。「割り箸6本でA4紙1枚の原料になる」と、知ったのがきっかけです。
 間もなく、地域の「ふるさとまつり」の屋台で割り箸を洗浄しているのを見て、私もやってみようと一大決心。人を介して近くの区役所の食堂の割り箸回収を始めました。
 1日当たり80〜100膳を週2回、リュックと両手のレジ袋に詰めて徒歩で持ち帰り、洗浄し乾燥させて段ボールに保管。4年間、友人にリサイクルプラザへ届けてもらいました。仙台市では洗浄乾燥した割り箸をリサイクルプラザや市役所で回収・リサイクルしているのです。アパートの裏手が広かったのが、作業や収納には好都合でした。
 02年秋、「ふるさとまつり」実行委員会から「環境に配慮したきれいなふるさとづくりに貢献した」と感謝状を頂きました。その頃、河北新報の「声の交差点」に「割り箸はリサイクルできるが、塗り箸・マイ箸ブームを仙台から巻き起こしませんか?」と4回ほど投稿もしました。
 私は中途失聴者で、所属している「みやぎ・せんだい中途失聴難聴者協会」の会合の昼食後にも、割り箸を集めました。
 今では、協会の総会や新年会で弁当の生ごみ・掛け紙の分別は当たり前になっています。いつの間にかマイ箸派が増え、手先の器用な人はマイ箸袋を縫って仲間にプレゼントしてくれました。私もずっと愛用しています。
 マイ箸を持参すると、通院中の病院の食堂で「ありがとう」と言われたり、あるフードコーナーではドリンクをサービスしてもらったりと、うれしいことがたくさんありました。06年頃からは主立った公共施設の食堂などで次々と割り箸が塗り箸に替わり、私の活動も縮小していきました。資源保護に配慮した変化をうれしく思いました。
 しかしながら、まだまだ割り箸は利用されています。なるべく使わない、使ったら資源として生かすことができることをもっと知ってほしいと思います。
 今は施設で暮らしていますので施設のルールに従わなくてはなりませんが、その中でも、居間の手の届く場所にお気に入りの紙袋を備えておき、小さい紙片も捨てずに古紙回収に出しています。節電や節水、水を汚さない工夫など、ささやかでも環境保全に努めていきたいと思っています。
(ACT53仙台 安斎信子)


2017年03月06日月曜日


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