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<NPOの杜>障がい者の自立を支援

 広瀬川に程近い仙台市太白区の長町商店街に、「CILたすけっと」の事務所があります。CILは自立生活センターの略称。障がいのある当事者が運営し、障がい者の視点で、日常生活や社会活動に必要な情報やサービスを提供する団体です。
 ここでいう「自立」とは、当事者自身が自分で選び、自分で決めることを言います。しかし、一人で外出が難しい当事者は、ともすると外出を諦め、引きこもりになりがちです。外食の経験がほとんどないという人もいます。
 そこで、月に数回、ランチやお茶を楽しみながら情報交換ができるカフェを開催。誰でも参加でき、特に当事者が社会に一歩踏み出すきっかけの場、悩み相談の場として定着してきました。
 また、当事者の生活の様子や悩みを広く理解してもらおうと、地域の集まりや大学、高校など多様な場所で出前講座も開いています。
 行政への働き掛けも重要な活動です。自立生活を送るには公的なサービスの質や量のあり方の問題にぶつかることも多く、その改善のための提言は欠かせません。それには多くの市民の理解と共感が必要です。これからも自立できる社会づくりは続きます。(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 堀川晴代)


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2017年03月06日月曜日


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