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<WBC>則本 攻めの投球貫く

日本代表の練習の合間にリラックスした表情を見せる則本=2月23日、宮崎

 野球の国・地域別対抗戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が6日に開幕する。2大会ぶりの優勝を狙う日本は東京ドームでの1次リーグB組に出場し、7日の初戦でキューバと対戦する。東北楽天からは則本昂大、松井裕樹両投手が出場する。代表入りしていた嶋基宏捕手はけがのため、直前になって離脱を余儀なくされた。嶋の思いも背負って戦う則本投手に意気込みを聞いた。(佐々木智也)

 「将来は日の丸を背負って投げたい」。入団会見で代表入りへの思いを語ってから5年。東北楽天のエース、そして球界を代表する右腕に成長した則本が満を持して世界に挑む。
 海外のチームが相手でもやることは変わらない。「持っている力を出し、自分の仕事を全うする」。短期決戦のWBCでは投手陣の切り札として先発、中継ぎ両方の起用が見込まれる。
 昨年11月から滑りやすいWBC公認球を使って練習してきた。投げ込む中で、好感触を得たのが新球のカットボールだ。直球に近い速さで小さく曲がり、バットの芯を外せる。「球の滑りを感じずに投げられる。一番信頼が置ける球」と自信を見せる。
 日本代表入りは3度目。初招集となった2014年の日米野球では、先発で5回無安打無得点の鮮烈デビューを飾った。だが、翌15年の国際大会「プレミア12」は準決勝の韓国戦で九回を締められず、逆転負け。この敗戦で得た「引いたら負け」という教訓を胸に、WBCでは「攻めの気持ち」を貫く。
 今回は田中(ヤンキース)や前田(ドジャース)ら米大リーグの投手の招集はなく、国内の投手だけで臨む。エース候補だった大谷(日本ハム、岩手・花巻東高出)がけがで出場を辞退。投手陣の柱として、かかる期待は大きい。「日本の投手力の高さ、日本の野球の価値を世界に示したい」と意気込む。
 準備は整った。気迫あふれる投球で世界一への道を切り開く。

[のりもと・たかひろ] 2013年にドラフト2位で東北楽天に入団。1年目から15勝を挙げ、日本一達成に貢献した。新人から4年連続2桁勝利を記録し、昨季は11勝11敗だった。26歳。滋賀県出身。滋賀・八幡商高−三重中京大出。14年の日米野球、15年のプレミア12でも日本代表入りした。

[プレミア12準決勝、韓国4−3日本](2015年11月19日、東京ドーム)決勝進出を目前にして、日本に悪夢が待っていた。3−0の九回、2イニング目に入った則本が、先頭から3連打を浴びて1点を返され、死球を与えて満塁。救援した松井裕も、押し出しの四球を出して1点差に詰め寄られた。小久保監督は増井にスイッチしたが、4番李大浩に逆転2点打を許した。大谷の快投などで八回までわずか1安打に抑えていた快勝ムードは一転。東京ドームには、悲鳴が響いた。


2017年03月06日月曜日


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