岩手のニュース

<震災6年>陸前高田の復興祈念公園着工

祈念公園の整備予定地でくわ入れをする事業関係者。後方は津波で被災した道の駅高田松原=5日、陸前高田市

 東日本大震災の犠牲者を追悼し、教訓を後世に伝えるため、国と岩手県、陸前高田市が5日、同市沿岸部の高田松原津波復興祈念公園整備に着手した。2020年度の完成を目指す。公園の整備を予定する岩手、宮城、福島各県で、着工は初めて。
 公園全体は約130ヘクタールで、総事業費は約100億円を見込む。自然災害史上初となる10ヘクタールの国営追悼・祈念施設(仮称)には、式典も行える築山に囲まれた広場などを設ける。県の震災津波伝承施設、市の物販施設などが入る道の駅、市の運動施設も整備する。
 いずれも公園内にある震災遺構で、津波に唯一耐えた「奇跡の一本松」は国の管理となる。旧道の駅、気仙中、定住促進住宅は、市と公園を運営する県が保存・管理方法を検討する。
 5日は公園整備地で起工式があり、国土交通省の田中良生副大臣が「三陸沿岸のゲートウエーとして、津波防災文化を国内外に発信する」とあいさつした。
 宮城県内は石巻市に整備し、19日に着工予定。福島県は事業構想を策定中。


2017年03月06日月曜日


先頭に戻る