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<政宗生誕450年>舘山城跡学んで散策

舘山城跡を中心に、伊達家3代による米沢支配時代前後の関連史跡を紹介した歴史ガイドブック

 仙台藩祖伊達政宗のゆかりの地である山形県米沢市の国史跡「舘山城跡」の保存活動に取り組む市民の会が、歴史案内のハンドブックを作成した。舘山城跡を中心に、丸森城(丸山城、宮城県丸森町)、桑折西山城(伊達市)、岩出山城(大崎市)など政宗を含む伊達家3代による米沢支配時代(1548〜91年)前後の関連史跡を紹介。独自に作った縄張り図(城跡の平面図)や自説などを交え、当時の伊達家勢力図を分かりやすく解説している。
 作ったのは、地元の歴史愛好者でつくる舘山城保存会(松浦衛会長)。今年が伊達政宗の生誕450年に当たることを記念し、2000部を用意した。
 A5判、69ページ。「伊達氏の置賜支配」「舘山城の構造」「舘山城と主要遺跡、関連城館跡」など5章からなる。「仙台城」の項目は青葉城資料展示館(仙台市青葉区)主任学芸員の大沢慶尋さんが解説している。
 丸森城と岩出山城、二色根館(南陽市)、高畠志田館(山形県高畠町)の縄張り図は、保存会顧問の手塚孝さんが現地を測量して完成させた。全体像を浮かび上がらせたのは、今回が初めてという。
 舘山城跡の性格付けには諸説がある。本書では2010年度から5年間実施された米沢市の発掘調査の結果などから、「伊達氏の中心的な居館である『米沢の主城』の公算が大きくなった」と指摘している。
 歴史のほか、各史跡の見どころなども写真入りで紹介しており、現地の散策に役立つ。
 1冊500円。青葉城資料展示館など関連施設で順次販売する計画だ。連絡先は保存会事務局長の小野里一栄さん0238(21)1119。


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2017年03月06日月曜日


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