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<囲碁>進化するAI 一力七段らが迎え撃つ

AI囲碁ソフト「Deep Zen Go」と対局する趙治勲九段(左)=昨年11月、東京都内

 人工知能(AI)を導入した囲碁ソフトがプロ棋士と同じレベルの強さまで進化した。今月後半、AI囲碁ソフト同士が戦う大会と、プロ棋士と対局する公式戦が相次いで開かれる。AI囲碁がどこまで強くなっているのか、プロ棋士がどう戦うのか、囲碁ファンにとって見逃せないイベントとなりそうだ。
 18、19の両日、電気通信大(東京)で開かれる「UEC杯コンピュータ囲碁大会」。日中韓米仏と台湾から34チームの囲碁ソフトが参加する。
 日本の「Deep Zen Go」と中国の「絶芸」が優勝候補とみられている。いずれもディープラーニング(深層学習)と呼ばれるAIの手法で開発された。
 Zenは昨年11月に趙治勲九段と3回対局し、1勝している。日本製のソフトがハンディなしで初めてプロ棋士に勝った快挙だった。その後も学習を重ね、さらに強くなっているという。
 21〜23日には大阪市で「ワールド碁チャンピオンシップ」が開かれる。Zenと井山裕太6冠ら日中韓のトッププロ棋士3人が総当たりで対局する。ソフトと人間が同じ条件でリーグ戦を戦うのは初めてだ。
 26日は東京で、仙台市出身の一力遼七段がUEC杯で1〜2位になったソフトと2回対局する第5回電聖戦がある。これまではソフトがあらかじめ黒石を3個か4個置くハンディ戦だったが、今回は互先(たがいせん)(ハンディなしの対局)となる。
 一力七段は「AI囲碁はとんでもなく進化しており、なかなか勝つのは大変だ。互先の真剣勝負。1勝はしたい」と話す。
(河北新報囲碁記者 田中章)


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2017年03月08日水曜日


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