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<震災6年>あの日の思い 児童の言葉つづる

震災の経験などがつづられた作文集「あの日の子どもたち 第2集」

 宮城県内の小学生による作文集「作文宮城」の特別編として、東日本大震災に関連した作品をまとめた「あの日の子どもたち」が出版された。2012年に続く2冊目。当時は言葉にできなかった思いや復興への願いなど、震災6年を迎えた児童の思いを伝えている。
 「作文宮城」は毎年2月に県連合小学校教育研究会国語研究部会が発行。震災の特別編には、小学1〜6年生の作文や詩計279編を地域ごとにまとめた。避難生活の回想や被災者との交流体験、支援活動への感謝などが収録されている。
 作文には「震災の教訓を伝えたい」「支援に恩返ししたい」など子どもたちの決意がつづられている。「震災があったからこそ家族の大切さが分かった」と振り返る作品や、「頑張って生きるから安心してね」と震災で亡くなった家族に宛てたメッセージもある。
 12年に発行した第1集は、兵庫県や静岡県などで道徳の教材として教育現場で活用されているという。県内でも震災を経験していない世代が小学校入学の時期を迎え、当時の記憶を語り継ぐ貴重な資料となる。
 研究部会長で、仙台市七北田小の森屋勝治校長は「作文を通じて子どもたちの心の葛藤が見える。震災を乗り越えようとする姿を、一人でも多くの人に読んでほしい」と話す。
 B5判450ページ、1800円(税込み)。連絡先は宮城野区のきた出版022(791)2021。


2017年03月08日水曜日


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