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<震災6年>狐崎浜の記憶 防潮堤に投影

防潮堤にかつての浜の風景が投影された=8日午後6時10分ごろ、石巻市

 東日本大震災の津波で被災し、海抜約6メートルの防潮堤整備が進む宮城県石巻市の狐崎漁港で8日、震災前の浜の写真を防潮堤に投影するイベントがあった。
 牡鹿半島の海の美しさに引かれ、約1年前から狐崎浜に住むアーティスト太田和美さん(29)が企画。眺望を遮る防潮堤の計画に疑問を持ち、住民らが防潮堤について意見を交わす機会にしようと開いた。かつての浜の写真を集め、5分間の映像を流した。
 地元住民ら約30人が集まり、プロジェクターで映し出される昔の狐崎浜の風景に思いをはせた。住民らから「懐かしい」「もう1回見たい」と歓声が上がり、温かい拍手が起こった。
 太田さんは「地元の方が喜んでくれてよかった。牡鹿半島の他の浜にも活動を広げたい」と話した。


2017年03月09日木曜日


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