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<避難解除>職員帰町「断行する話ではない」

東京電力福島第1原発=2016年11月

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除された福島県楢葉町の松本幸英町長が、帰町しない町職員を「昇格・昇給させない」と発言した問題で、松本町長は8日の町議会3月定例会で「発言したから断行するとかいう話ではない」と述べた。人事については「適材適所に配置するという気持ちで臨むことには信念を持っており、しっかり進める」と語った。
 本年度に試験導入し、新年度から本格実施する人事評価制度に関する質問に答えた。町当局は「帰町は制度の評価内容には入らない。昇格は裁量権を持つ町長の判断に最終的に委ねることになる」と説明した。
 議員は「帰町が昇格などに影響することは、あってはならない」と指摘した。松本町長は「極端に言えば(町民が帰らないと)町自体がなくなる恐れがある。言い過ぎた部分もあるが、長い目で見れば職員のためになる」と持論を展開。災害時の初動などに触れ「(集まる職員が少なくても)仕方ないという気持ちでは行政執行はできない」と述べた。
 町議らによると、松本町長は昨秋の庁議などで「昇格・昇給」に言及。「辞めてもらっても構わない」とも話すなど、強い言葉で職員に帰町を迫っているという。


2017年03月09日木曜日


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