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<済州航空発着地変更>日航便で福島発着維持

 韓国の済州航空が東京電力福島第1原発事故を理由にチャーター便の発着地を福島空港から仙台空港に変更した問題で、ツアーを企画した旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が済州航空との運航契約を解除したことが8日、HISへの取材で分かった。
 HISは契約先を日本航空に変更。チャーター便は当初の予定通り、福島空港を18日に出発して20日に戻る日程で、韓国・仁川国際空港を往復する。
 HISによると、済州航空が「放射線による健康被害を懸念する韓国の世論に配慮した」などとの趣旨で発着地変更を主張したのに対し、HISは「受け入れられない」と返答。契約解除を決めたという。
 大半が福島県民とみられる約180席の予約客には8日、ソウルの南大門市場などを巡るツアーを計画通り実施することを連絡。日航への変更で利用機材が大型化することから、増加する約60席分の販売も始めた。
 HISは取材に「ツアーは福島空港発着で発売しており、変更は認められないと判断した。お客さまには出発直前に心配をお掛けした」と説明した。
 今回の事態について福島県空港交流課の石川靖課長は「(放射線の影響に関する)一部の誤解がインターネット上で拡散してしまう怖さがある。福島県の現状を正しく理解してもらうため、地道に情報発信をしていくしかない」と話した。


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2017年03月09日木曜日


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