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<汚染牧草>大崎市もすき込み実験 5月着手へ

 宮城県大崎市は9日、東京電力福島第1原発事故による汚染牧草を土壌へすき込んで処理する実証実験を行うと発表した。4月中に実験地を選定して住民説明会を開き、5月の連休明けに着手する方針。
 市によると、市内に保管されている国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物は6079トン。うち汚染牧草は5293トン。実験には、400ベクレル以下の汚染牧草8トン程度を用いる予定。土壌改良材として1000平方メートル当たり2トンの割合ですき込み、牧草を育てる。6月下旬と9月下旬に土壌と牧草を採取し、放射性物質の移行を調べる。
 市内に12カ所ある農林系汚染廃棄物保管場所に近い市有地が実験地となる見通し。空間線量の測定も毎週か隔週で行うという。
 市は放射汚染廃棄物の処理方法を巡り、県が提案する一斉焼却を支持してきた。しかし、一部自治体の反対で試験焼却が見送られたため、実現性を考慮し、登米市などが今春から始めるすき込みの実験に乗り出すことを決めた。費用は既に予算措置され、約270万円を見込む。


2017年03月10日金曜日


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