宮城のニュース

<官製談合>工事落札できず「気の毒だった」

 宮城県亘理町が発注した東日本大震災の復旧工事を巡り、確定した入札を不正にやり直したとして官製談合防止法違反などの罪に問われた元渡辺工務店社長の渡辺勝利被告(54)=亘理町長瀞(ながとろ)=の公判が9日、仙台地裁で開かれた。
 被告人質問で渡辺被告は、同罪などに問われた元八木工務店社長の八木昌征被告(65)=同=に、元町企画財政課長吉田充彦被告(56)=休職中、同町逢隈高屋=に相談するよう持ち掛けた理由について「八木被告が2億円を超える工事を落札できず、気の毒だった」と主張したが、「入札をやり直そうとは言っていない」と述べた。
 一方、阿部春建設営業部長の百々昌之被告(61)=岩沼市吹上1丁目=は証人尋問で「(1回目の入札直後に)契約書に押印しようとすると、渡辺被告から『はんこを押すな』と強い口調で言われた。何回も入札やり直しを提案された」と証言した。
 起訴状によると、渡辺被告ら4人は共謀し、2015年11月13日に町が実施した同町荒浜地区の排水路復旧工事の条件付き一般競争入札で確定した入札をやり直し、八木被告の共同企業体(JV)に落札させたとされる。


関連ページ: 宮城 社会

2017年03月10日金曜日


先頭に戻る