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<タリウム事件>元名大生に無期懲役を求刑

 名古屋市で知人の高齢女性を殺害し、仙台市で同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元名古屋大女子学生(21)=仙台市出身、事件当時未成年=の裁判員裁判の論告求刑公判が10日午後、名古屋地裁であった。検察側は「更生の可能性は極めて乏しく、生涯にわたって償いが必要だ」として無期懲役を求刑した。判決は24日。
 最大の争点は責任能力の有無。弁護側は非常に重い精神障害を理由に「責任能力はなかった」として、全ての事件で無罪を主張。精神障害の影響は限定的で、「責任能力はあった」とする検察側と対立している。
 殺人と放火未遂事件を審理した法廷で、元名大生は「人が死ぬ過程を見たかった」「生物学的なヒトであれば誰でもよかった」などと供述。一方で、タリウム事件については「観察目的」と主張し、殺意を否定している。
 起訴状によると、仙台市内の私立高校に通っていた2012年5〜7月、中学と高校の同級生男女2人に硫酸タリウムを飲ませ、殺害しようとしたとされる。14年12月には名古屋市昭和区の自宅アパートで知人の森外(と)茂(も)子(こ)さん=当時(77)=を殺害し、6日後に帰省先の仙台市青葉区で女性方に放火、住民3人を殺害しようとしたとされる。


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2017年03月10日金曜日


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