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<震災6年>気仙沼 がれきかき分け潜水捜索

海中を捜索するダイバー

 東日本大震災から6年となるのを前に、209人が犠牲となり約50人の行方が分からない宮城県気仙沼市階上地区で10日、地元遺族会の呼び掛けで不明者の捜索が海中と海岸で展開された。
 遺族会や地元住民ら約50人が参加。ボランティアで加わった潜匠建設(名取市)の潜水士7人が地区周辺の海中を探ったほか、住民らが熊手などで海岸線を掘り返した。骨1片とキャッシュカード、子どものサンダルが見つかった。
 参加した地元の斎藤たみ子さん(80)は、夫と次男の行方が分からず、「仏壇に『浜で捜すから、どこにいるか手を挙げなよ』と語りかけてきた。誰でもいいから見つかってほしい」と熊手を振るった。
 海中は壊れた防潮堤のコンクリート片が散乱し、その下に手掛かりが埋もれている可能性がある。妻が行方不明となっている杉ノ下遺族会の佐藤信行会長(66)は「きっと海のどこかにいる。壊れた防潮堤を撤去し、早く捜せるようにしてほしい」と国や行政に対応を求めた。


2017年03月11日土曜日


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