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<震災6年>卒業式 女川駅近くに植樹

大漁桜の苗木を植える卒業生ら

 宮城県女川町の女川中では卒業式を終えた卒業生らが10日、JR女川駅近くに1本の桜の木を植樹した。東日本大震災で失われた桜を復活させようと町内で植樹活動を続ける「女川 桜守りの会」の協力で、保護者らが企画した。
 植樹したのは高さ約4メートル、直径約4センチ、樹齢5年の「大漁桜」。潮風に強く、3月末には赤みを帯びた大きな一重の花を付ける。
 卒業を迎えた63人のうち、生徒約50人が参加。苗木の根元にスコップで優しく土をかけ成長を願った。3年千葉泰成さん(15)は「友達と離れるのは寂しいけれど新しい友達との出会いが楽しみ。立派な桜の木に育ってほしい」と話した。
 震災前の春、桜は「町の花」に指定されるほど町内各地で咲き誇っていた。桜守りの会は、町を再び桜で彩ろうと2015年3月から、JR石巻線の線路沿いなどに植樹してきた。
 同会は12日にも町民やボランティアら約70人と21本の苗木を植える予定。藤中郁生事務局長(69)は「再び町を桜でいっぱいにしたい」と意気込む。


2017年03月11日土曜日


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