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<震災6年>また会いたいね 涙あふれて

旧中野小跡地にある慰霊碑の前で涙を拭う今野さん(左奥)と家族ら=11日午前9時15分ごろ、仙台市宮城野区

 岩手、宮城、福島3県を中心に2万人を超える死者(関連死を含む)、行方不明者を出した東日本大震災は11日、発生から6年となった。穏やかな朝を迎えた被災地は七回忌となる大切な人への祈りに包まれた。
 蒲生干潟に近い仙台市宮城野区の旧中野小跡地では、昨年建立された慰霊碑に遺族らが手を合わせた。
 蒲生地区の自宅が津波で流された今野幸子さん(63)は同居していた父栄蔵さん=当時(86)=、母つね子さん=同(82)=を亡くした。「もっと長生きしてほしかった」。慰霊碑に刻まれた両親の名前を見つけ、涙を浮かべた。
 「6年間、母を思い出さない日はなかった」。青葉区の会社員近藤澄子さん(47)は、蒲生地区で犠牲になった母大久保恵子さん=同(69)=をしのんだ。
 同地区の幼なじみを亡くした多賀城市の無職阿部三郎さん(71)は「子どもの頃、一緒に遊んだ思い出がよみがえる」と悼んだ。
 11日は仙台市など各被災自治体で、地震が発生した午後2時46分に合わせて追悼式や催しがある。


2017年03月11日土曜日


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