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<ベガルタ>梁勇基「勝つ姿届けたい」

神戸戦に向け調整する梁勇基

 開幕2連勝中の仙台は東日本大震災があった11日に神戸と戦う。2戦とも先発出場したMF梁勇基は「まだまだ高めなければいけない部分がある。満足していない」と気を引き締める。
 新システム「3−4−3」も徐々に浸透。シャドーストライカーとして新たな気持ちでプレーしている。神戸も2連勝中だが「チャンスでしっかり(ゴールを)決め、組織で守備ができれば結果は出る」と力強い。
 震災を知る数少ない選手の一人だ。中学時代、大阪で阪神大震災を経験したが「仙台の方が(揺れが)大きかった」。チームは2011年に4位、12年は2位へ躍進。震災を機に何かが変わったという。
 だが、以降は期待通りの結果を出せずにいる。被災地のクラブの中心選手として「仙台(という地域)の力になり切れていない」との思いを抱く。
 震災を通じて感じたのは、当たり前に生活できることのありがたさ。そして今、サッカー選手でいられることに感謝する。「好きなことをして生活ができている。勝つことで喜んでくれる人がいる。幸せな仕事」
 被災した2チームが、特別な日に、同じピッチに立つ。「しっかり戦って勝つ姿を届けられるよう、全力を尽くす」。梁勇基が静かに燃えている。(佐々木貴)


2017年03月11日土曜日


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