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東北景況感4期ぶり悪化 1〜3月期

 東北財務局は10日、東北の1〜3月期の法人企業景気予測調査をまとめた。景況感が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」の割合を引いた景況判断指数(BSI)は前期より12.4ポイント悪化し、マイナス12.1となった。悪化は4期(1年)ぶり。不漁による原材料価格の高騰や冬物用品の不振が響いた。
 業種別のBSIは、製造業が16.0ポイント低下のマイナス11.8。17業種中12業種で低下し、3期ぶりに悪化した。情報通信機械は好調だったスマートフォン向け部品の生産が一服し26.5ポイント低下のマイナス11.8。食料品は水産加工がイカやサバの価格高騰の影響を受け23.6ポイントダウンのマイナス32.4となった。
 非製造業は10.9ポイント低下のマイナス12.2で、3期ぶりの悪化。12業種中8業種で悪化した。卸売業は37.5ポイント低下のマイナス37.5で、水産卸で悪化が目立った。小売業も年末に衣料品などが順調だった反動で9.5ポイントダウンのマイナス12.3となった。建設は年度末の公共工事需要を取り込み、2.8ポイントアップの3.7だった。
 県別のBSIは表の通り。6県全てで悪化し4期(1年)ぶりに全県でマイナスとなった。
 規模別は大企業(資本金10億円以上)が4.0ポイント低下のマイナス4.0、中堅企業(1億円以上10億円未満)が14.0ポイント低下のマイナス10.7、中小企業(1000万円以上1億円未満)は14.5ポイント低下のマイナス15.7。
 4〜6月期の先行きは全産業で9.6ポイント改善のマイナス2.5を見込む。東北財務局は「1〜3月期は慎重な見方が強まることが多いが、1年前と比較するとマイナス幅は縮小した。新年度は売上高や経常利益が上向くとみる企業は多く、悪化は長く続かないのではないか」と分析した。
 調査時点は2月15日。対象の826社のうち771社(93.3%)が回答した。


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2017年03月11日土曜日


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