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<震災6年>7回忌 在りし日にそっと

地震が発生した午後2時46分、サイレンが鳴り響く中、黙とうをささげた。災害公営住宅が建ち、1年前と風景は一変した=11日、宮城県石巻市南浜町

 3月11日が特別な日になって6年がたつ。今年は七回忌。東北の被災地で、全国各地で、東日本大震災の犠牲者の冥福が、被災者の生活再建が、ふるさとの再生が祈られた。
 もう6年。まだ6年。あの日生まれた子は間もなく小学校に進む。あの日亡くなった小学校入学直前の子はこの春、中学生になるはずだった。あっという間だった人、苦しい日々が続いた人、絶望の淵で時が止まっている人。震災に遭った人の数だけ、思いがある。
 地震と津波と放射能で壊された被災地が復興に向かう道は長く険しい。どこが終点かも分からない。確かなのは「途上」ということだ。遠回り、迷走、後退さえあるかもしれない。しかし、東北には飢饉(ききん)や戦災、天災と、あまたの危機を乗り越えた歴史がある。
 脈々と命をつなぎ、未来を開いてきた東北の力を信じよう。7年目の歩みが始まった。


2017年03月12日日曜日


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