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<震災6年>南三陸 試練ばねに

犠牲者を哀悼して手を合わせる参列者=2017年3月11日午後4時ごろ、宮城県南三陸町

 東日本大震災から6年がたった11日、津波被害を受けた沿岸の宮城県内13市町で追悼式や慰霊祭が営まれた。県内では9500人以上が犠牲になり、七回忌を迎えてもなお1200人余が行方不明のまま。参列した遺族や友人は大切な亡き人に思いを寄せ、祈りをささげた。
 南三陸町の追悼式は町総合体育館で行われ、参列した遺族ら約1100人が犠牲者へ鎮魂の祈りを込めて祭壇に手を合わせた。
 父と祖母を亡くし、首都圏の大学に通う2年阿部成子さん(20)は「私たちの希少な経験は自分たちが何倍も飛躍できるばね。父がくれた大きなチャンスだと思う」と感謝の気持ちを伝えた。
 佐藤仁町長は「私たちは手を取り合い、あの絶望の日から一歩一歩、歩んできた。犠牲者に約束した南三陸の再建に向け、全身全霊を傾けて創造的復興を成し遂げる」と誓った。追悼式には村井嘉浩知事も参列した。


2017年03月12日日曜日


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