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<震災6年>女川 涙を越えて

政府主催の追悼式の映像を見つめる参列者。遺影を抱える遺族の姿もあった=2017年3月11日午後2時55分ごろ、宮城県女川町総合体育館

 東日本大震災から6年がたった11日、津波被害を受けた沿岸の宮城県内13市町で追悼式や慰霊祭が営まれた。県内では9500人以上が犠牲になり、七回忌を迎えてもなお1200人余が行方不明のまま。参列した遺族や友人は大切な亡き人に思いを寄せ、祈りをささげた。
 827人が犠牲になった女川町の追悼式は町総合体育館であり、遺族ら約1000人が参列した。
 津波で父亘さん=当時(49)=を亡くした日大芸術学部2年の新田周子さん(20)=東京都=は「もう震災から立ち直った人もいれば、涙してしまう人、思い出さないようにしている人もいる。それぞれのペースで向き合いたい。いつか震災の経験を、今学ぶ演劇の作品にしたい」と話した。
 須田善明町長は「生活再建や郷土の再生に6年の歳月を重ね、町は新たな姿を現しつつある。未曽有の大災害がもたらした悲しみと経験、思いを伝え続けていく」と式辞を述べた。
 最後に参列者一人一人が祭壇に献花し、犠牲者を悼んだ。


2017年03月12日日曜日


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