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<震災6年>岩沼「恩送り」を

献花台に白菊を手向け犠牲者の冥福を祈る参列者=2017年3月11日午後3時45分ごろ、宮城県岩沼市民会館

 東日本大震災から6年がたった11日、津波被害を受けた沿岸の宮城県内13市町で追悼式や慰霊祭が営まれた。県内では9500人以上が犠牲になり、七回忌を迎えてもなお1200人余が行方不明のまま。参列した遺族や友人は大切な亡き人に思いを寄せ、祈りをささげた。
 181人が犠牲になった岩沼市の追悼式は市民会館であり、約850人が参列した。
 被災者代表の玉浦中2年谷地沼龍之介さん(14)はこの6年間の心境の変化を報告。被災した記憶が薄れかけていた時に避難所で受けた食べ物や毛布の支援などを思い出し「自分はちっぽけな存在だ」と痛感したといい、「受けた恩を他の困っている人に送る『恩送り』をしていきたい」と誓った。
 菊地啓夫市長は「かけがえのない人生を突然奪われた無念さは時がたっても変わらない。震災の教訓と復興の歩みを発信することが被災地の使命」と述べた。


2017年03月12日日曜日


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