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<震災6年>山元 記憶を刻む

完成した慰霊碑に献花する参列者ら=2017年3月11日午後1時20分ごろ、宮城県山元町山寺のJR旧山下駅跡地

 東日本大震災から6年がたった11日、津波被害を受けた沿岸の宮城県内13市町で追悼式や慰霊祭が営まれた。県内では9500人以上が犠牲になり、七回忌を迎えてもなお1200人余が行方不明のまま。参列した遺族や友人は大切な亡き人に思いを寄せ、祈りをささげた。
 山元町民637人の犠牲者を追悼する慰霊碑が、同町山寺のJR旧山下駅跡地に建立され、現地で除幕式があった。
 町民ら約70人が参列。黙とうの後、斎藤俊夫町長が式辞で「今を生きる多くの人に慰霊碑の前に立ってもらい、震災の記憶を心に刻み次世代に引き継いでもらいたい」と述べた。
 慰霊碑は全国からの寄付金約4000万円を活用し町が建立した。御影石製で高さは3.11メートル。「人々の願いが実現するように」との思いを込め、竹の地下茎が成長する姿をモチーフにした。慰霊碑を囲むように犠牲者の名前を刻んだ石碑も設置した。
 除幕式に引き続き町体育文化センターで町主催の追悼式が行われ、約420人が参列した。地元アマチュアバンド「山元町の歌を作り隊」が「この町で」と題した歌を披露。全員で町民歌を斉唱し、町の復興を誓った。


2017年03月12日日曜日


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