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<震災6年>最後の写真展示返却会

家族や友人の写真を探す来場者=2017年3月11日、宮城県女川町のまちなか交流館

 東日本大震災の津波で流出し、宮城県女川町内で見つかった写真の最後の展示返却会が11日、同町のまちなか交流館で開かれ、一部が親族らに返却された。
 用意された写真は約4万枚。訪れた町民らは思い出が刻まれた一枚一枚に目を凝らして家族や親族、友人らの写真を探した。62人が訪れ、390枚が返却された。
 震災後、女川町から村田町に移住した主婦木村けい子さん(62)は、津波の犠牲になったとみられる姉・阿部よし子さん=当時(69)=の若い頃の写真を見つけた。「写真が戻ってきて感慨深い。親族にも見せてあげたい」と話した。
 震災後、町内で見つかった写真は9万1334枚。全国のボランティアらの協力を得て洗浄し、これまでに約5万枚が返却された。未返却の写真は処分し、今後は町が写真のデータを管理する。


2017年03月12日日曜日


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