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<ベガルタ>完敗 影潜めた柔軟性

仙台―神戸 後半22分、ゴール前で神戸・渡部(3)と競り合う仙台の石川直(5)と大岩(27)(鹿野智裕撮影)

 開幕2連勝と勢いに乗る仙台にとって、同じく全勝の神戸は力を試す格好の相手だ。舞台は震災から丸6年となったホーム。「勝ちたい」という思いが強くなり過ぎたのか、連勝中の柔軟性は見られなかった。「私の方で、もっと硬さをほぐしたかった」。渡辺監督は肩を落とした。
 2連勝した試合は、後半に相手の足が止まった隙を逃さず得点した。互角の展開となった前半は、むしろ仙台の狙い通り。だが、後半開始の笛が鳴った直後、その目算が狂った。
 大岩は「もう少し(相手に)寄せるべきだった。失点は自分の責任」と唇をかむ。後半1分、パス交換からエリア手前を崩され、大森に強烈なミドルシュートを左足でたたき込まれた。
 神戸はその後、前半とは異なり個人技で押した。「個の力で来るのは分かっていたのに…」と大岩。直後の6分にも失点。優勝候補チームの技術力に屈した。
 攻撃はシュート13本ながら、決定機をほとんどつくれなかった。石原は「相手に研究されてきていると感じた。練習からもっと、いろいろなアイデアを出したい」と危機感を口にした。
 渡辺監督は「今日のゲームが駄目だから、全てが駄目とはならない。課題は伸びしろ」と強調する。攻守で完敗のこの試合を成長の糧にしたい。(狭間優作)


2017年03月12日日曜日


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