岩手のニュース

<震災6年>復興の火 120km走りつなぐ

来場者の声援を受け、ゴールする江本さん=11日午後4時30分ごろ、盛岡市内丸

 東日本大震災の犠牲者の冥福を祈る「祈りの灯火(ともしび)2017」(盛岡広域首長懇談会主催)が11日、盛岡市内丸の盛岡城跡公園などであった。岩手県釜石市からのマラソンで運ばれた種火で灯籠に明かりをともし、参加者は沿岸被災地や復興への思いを新たにした。
 釜石市から種火を運んだのは遠野市の僧侶江本英卓(すぐる)さん(34)。JR釜石駅前の「鉄のモニュメント」から採火して午前5時にスタート。会場には午後4時半ごろにゴールした。120キロを11時間半かけて走り抜いた。
 江本さんは「苦しかったが、もっと苦しい思いをしている被災者はたくさんいる。被災地に再び思いを寄せる機会になればいい」と汗を拭った。
 灯籠は約1万個で、県内外の小中学生や企業、復興支援のボランティアらが牛乳パックで手作りした。点火すると「忘れない」「応援しています」などのメッセージが浮かび上がった。
 毎年訪れるという盛岡市の会社員佐々木香織さん(46)は「追悼とともに復興のため自分に何ができるか考える日。これからも参加を続けたい」と語った。


2017年03月12日日曜日


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