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<震災6年>浪江復興担う 祖母へ誓い

「祖母は今もどこかで畑仕事をしている気がする」と追悼の辞を述べる玉野さん=11日午後1時40分ごろ、福島県浪江町

 福島県浪江町の東日本大震災追悼式は11日、2014年以来3年ぶりに町内で開催された。東京電力福島第1原発事故に伴う町内の避難指示は31日、帰還困難区域を除いて解除される。
 遺族ら約100人が参列。相馬市の高校3年玉野紘成さん(18)が遺族代表の言葉を述べた。沿岸部の請戸地区で被災し、近くに住んでいた祖母は行方不明となっている。
 玉野さんは「(祖母は)畑の野菜をたくさん持ってきてくれた。前日の優しい言葉と笑顔が脳裏から離れない」と語った。浪江町を撮影し映像作品を作るなどした高校生活にも触れ「これからも自分なりの形で町の復興に関わることが、亡くなった人への追悼になる」と話した。
 馬場有町長は式辞で「夢や希望にあふれた人生を突然奪われた無念さは計り知れない。町民と力を合わせて古里再生を実現し、次世代に引き継ぐことを霊前に誓う」と述べた。
 浪江町では津波などで町外の2人を含む153人が死亡し、31人が行方不明。町によると、震災関連死は400人に上る。


2017年03月12日日曜日


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