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<震災6年>津波と原発事故 慰霊碑に記憶

完成した慰霊碑の表には犠牲者の氏名が、裏側には後世への教訓が刻まれた=11日午前11時20分ごろ、福島県浪江町請戸地区

 福島県浪江町の震災犠牲者を悼む慰霊碑が沿岸部の請戸地区に完成し、除幕式が11日、現地であった。津波と東京電力福島第1原発事故の記憶を後世に伝える。
 町が高台の大平山霊園に建立し、台座を含め高さ約2.1メートル、幅約4.3メートル。表側に死者・行方不明者182人の氏名が刻まれた。
 海に面した裏側には原発事故による避難のため、不明者捜索を断念せざるを得なかったことを記載。「災害は再びやってくることを忘れてはならない」と教訓を記した。
 除幕式には遺族約100人と町関係者が出席。馬場有町長は「教訓を引き継ぐには、失われた尊い命を心にとどめておくことが何より大切だ」と述べた。請戸地区で夫=当時(74)=を亡くしたいわき市の女性(72)は「七回忌を迎え、久しぶりに浪江に足を運んだ。風景は変わっても悲しみは変わらない」と語った。


2017年03月12日日曜日


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