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<震災6年>生きてゆく 花びらじゅうたん

花びらを並べる福島県双葉町の人たち=11日午後2時40分ごろ、いわき市

 東京電力福島第1原発事故で全町避難している福島県双葉町の町民が暮らす福島県いわき市の仮設住宅で11日、住民らが町にちなんだ「花びらのじゅうたん」を作り、帰れぬ古里に思いをはせながら黙とうをささげた。
 作品は縦4メートル、横5メートルで、「双葉ダルマ」と国史跡の装飾古墳「清戸迫横穴(きよとさくおうけつ)」の壁画をデザインした。集会所に設けられた祭壇の前で、住民や復興支援員らが赤やピンク、黄色など4800本分のカーネーションの花びらを敷き詰め、約3時間半をかけて仕上げた。
 午後2時半からの慰霊式では、中谷祥久さん(36)が「亡くなった人に良い作品を見せられた。町に帰るという気持ちを強く持ち、生きていく」と述べ、約30人が2時46分に黙とうした。
 仮設住宅に1人で暮らし、花の絵作りに加わった岩川アキイさん(88)は「避難で家族がばらばらになり、悲しくなる夜もあるが、自分だけではないと思って頑張っている。6年はあっという間。古里は忘れられない」と話した。


2017年03月12日日曜日


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