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<震災6年>記録と教訓 後世へ刻む

除幕式で焼香し、慰霊碑に手を合わせる人たち=2017年3月11日午前9時40分ごろ、福島県いわき市

 東日本大震災の津波で住民の7人に1人が犠牲になった福島県いわき市の薄磯地区で11日、七回忌に合わせ、慰霊碑が除幕された。
 慰霊碑は幅約2.5メートル、高さ約2メートルの御影石で、行政区が建立した。犠牲者122人の名前と享年が刻まれ、碑文には「大きな地震が来たらすぐに避難する」と教訓も記している。
 遺族ら約300人が出席した除幕式では、僧侶約35人が読経し、鈴木幸長区長が「地震がなければと思うと残念でならない。記録と教訓を後世に伝えたい」とあいさつ。「じゃんがら念仏踊り」が奉納された。
 市内の会社員大友聡士さん(40)は妻と長男、次男、3月28日に生まれる予定だった三男を亡くした。震災後、三男に名前を付け、母、2人の兄と共に慰霊碑に記された。
 大友さんは「6年がたち、復興が進むが、町の風景が変わると思い出も消えてしまう気がする」と複雑な気持ちを話した。


2017年03月12日日曜日


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