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<防災フォーラム>防災啓発担う拠点組織を

震災伝承と防災啓発の推進に向けて話し合ったテーマセッション

 仙台国際センター(仙台市青葉区)を会場に12日にあった仙台防災未来フォーラム2017で、産学官民と報道機関の連携組織「みやぎ防災・減災円卓会議」は教訓の伝承と防災啓発をテーマにセッションを開いた。東日本大震災の教訓を踏まえ、防災啓発を担う拠点組織が必要との認識を確認。「宮城県や仙台市、被災自治体を中心に関係機関、団体が足並みをそろえ、組織設立に向けて行動を起こすことを求める」とのアピールを採択した。
 アピールは、阪神大震災と新潟県中越地震の各被災地で、自治体や研究機関を核とした拠点組織が活動していることに言及。「東日本大震災の被災地でも産学官民、報道機関などの参画を前提にした拠点組織をつくる必要がある」と訴えた。
 円卓会議会員や市民ら約70人が参加した。拠点組織の中越防災安全推進機構(新潟県長岡市)設立に関わった山口寿道・山の暮らし再生機構(同)理事長が経緯を紹介。設立後に防災教育や防災の担い手育成が進んだと報告した。拠点組織づくりを目指す円卓会議に「東北の明日のためにまとまれば強い組織になる」とエールを送った。
 セッションでは会員報告もあり、国際協力機構(JICA)東北支部の村瀬達哉支部長、市民団体「わしん倶楽部(くらぶ)」の田中勢子代表、エフエム仙台の防災・減災プロデューサー板橋恵子さんの3人が登壇した。
 円卓会議は、国連防災世界会議の仙台開催を機に2015年4月に発足した。宮城県内の大学やNPO、町内会、経済団体、報道機関など約70団体、約130人で構成し、毎月例会を開いている。


2017年03月13日月曜日


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