宮城のニュース

<仙台満店>彩り求めて気兼ねなく

自然光が差し込む明るい富谷店1階の店内。信楽焼、美濃焼、有田焼、益子焼、笠間焼など全国の器がずらり
波佐見焼の人気シリーズ「natural69 Swatch」。すっきりしたデザインが春らしい。茶碗(864円)、長角皿(1080円)など

◎器 なかお(宮城県富谷市、仙台市太白区)

 「器の専門店はちょっと入りづらい」と感じる人は少なくないのでは。買うと決めていない日なら、なおさら。でも、富谷市成田の住宅街にある「なかお富谷店」は、全国の窯元や作家の上質な器を豊富に扱いながら、雑貨やコーヒー豆なども置く、カジュアルな店です。
 「コーヒーの香りがして雑貨もあれば、ふらっと立ち寄ってもらえると思って」と話すのはオーナーの堀江幸史(ゆきふみ)さん(48)。生まれ故郷は、400年の歴史を誇る焼き物の町、長崎県波佐見町中尾地区。おしゃれなデザインと質の良さで、近年ブームを巻き起こしている波佐見焼の本場です。
 「好みの器に出合うまで、気兼ねなく通ってもらえる店にしたかった」という言葉に、焼き物に囲まれて育った堀江さんの「器愛」がにじみます。
 色柄やデザイン、価格もさまざまで、幅広い品ぞろえ。堀江さんが自ら全国の産地を訪ね歩いて見つけた品も多いとか。手に取ってじっくり眺めると、一つ一つ異なる表情が浮かび上がってきます。
 「いい器には、作り手の仕事が映り込むんですよ」と堀江さん。釉薬(ゆうやく)の濃淡、絵付けの色や線、「削り」と呼ばれる表面の凹凸は、技と情熱の表れ。持ってみていとおしく感じたら、それが縁かもしれません。
 「季節やシーンで服を選ぶように、食卓も器で彩ってもらえれば」。春のごちそうを引き立たせる器を探しに行ってみませんか。(鶴)

<メモ>富谷店は富谷市成田8の2の9▽午前10時〜午後7時、水曜定休▽木炭焙煎コーヒー豆、自家製スイーツ、生活雑貨等も販売。2階はカフェと衣料・アクセサリーなどのセレクトショップ▽022(351)7752▽本店は仙台市太白区長町南4の16の35、022(249)6101。カフェ、セレクトショップは富谷店のみ。


関連ページ: 宮城 経済 仙台満店

2017年03月13日月曜日


先頭に戻る