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<震災6年>津波被災の街並み 模型で復元

集落の模型に震災前の記憶を記した旗を加えていく住民ら=12日、石巻市の追波川河川仮設住宅集会所

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市大川地区の街並みを模型で再現するワークショップが12日、市内2カ所の仮設住宅で始まり、住民の記憶をたどりながら模型に目印を付けた。

 地域住民が中心の実行委員会が主催。大川地区9集落のうち尾崎、長面の2集落が対象で、各地で「記憶の街」復元プロジェクトに取り組む神戸大と東北工大の学生が500分の1の大きさの模型を用意した。
 長面集落の模型を展示した追波川河川仮設住宅の集会所には、住民が次々と訪れた。「ゲートボールをした」「高校の同窓会をした」といった記憶を学生が聞き出し、小さな旗に記入して模型に並べていった。
 仮設住宅で暮らす無職武山久仁男さん(77)は「静かな街で和気あいあいとしていた。当時の街並みはなくなり、記憶は薄れるから、こういう取り組みはありがたい」と語った。
 尾崎集落の模型は河北三反走仮設住宅の集会所に展示し、両集会所で14日まで聞き取りを実施する。15〜18日は市河北総合センターに会場を移し、昨年11月にワークショップを開いた釜谷、間垣両集落を合わせた4集落の模型を展示。18日午後2時からシンポジウム「大川の記憶を未来へつなぐ」を開く。


2017年03月13日月曜日


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