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災害福祉連携が大切 岩手県派遣チーム活動報告

台風10号被災地などの事例を通じ、要援護者支援の課題を考えた報告会

 災害時に高齢者や障害者ら要援護者を支援する「岩手県災害派遣福祉チーム」の活動報告会が12日、盛岡市のアイーナであった。初の派遣だった昨年の熊本地震、台風10号豪雨の被災地での活動を伝えた。
 報告会はチームが設立された2013年9月以降初めて。教訓の発信を目的に、県や県社会福祉協議会が主催。福祉施設の管理者や自治体職員約50人が参加し、要援護者支援の課題を共有した。
 チームは研修を受けた社会福祉士や介護福祉士ら6人ほどで構成。熊本地震では熊本県益城(ましき)町に5チーム24人、台風10号豪雨では岩手県岩泉町に9チーム55人が入った。主に避難所で活動し、要援護者の入浴を手伝ったり、介護相談の窓口を運営するなどした。
 岩手県矢巾町の介護老人保健施設「博愛荘」の職員で、岩泉町に入った小泉進さん(33)は「避難所では私たちのほか、地元の保健師も要援護者に困り事を尋ねていた。同じ質問をして負担を掛けないよう調査項目をそろえて結果を共有すべきだ」と提言した。
 東北福祉大の都築光一教授(社会福祉学)は「災害派遣福祉チームは各県で編成が進み、大災害時は多くの他県チームと活動するようになる。円滑に連携できるよう現地での活動マニュアルを統一する必要がある」と指摘した。


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2017年03月13日月曜日


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