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<山形市>山寺新道など仙山圏整備案

 山形市は13日までに、仙山圏の交通網整備について本年度実施した基礎調査の結果をまとめた。山寺付近から仙台へ直結する新道の建設や、JR仙山線の機能強化など交流促進の選択肢を示した。新年度に国や山形県、仙台市などに提示し、構想実現の機運を高める。
 調査は昨年6月から今年2月まで、市とコンサルタント会社(福岡市)が共同で実施した。
 調査では、山形−仙台間の通勤通学者数は約3000人で10年前と比べて26%増えているが、大雨や大雪により高速バス(東北自動車道、笹谷トンネル経由)の遅れが頻発し、国道48号も通行止めが多いと現状を分析した。
 その上で、天候に左右されない交通網の必要性を訴え、仙台山寺線(仮称)など新道路建設を提案した。同線は具体的に(1)「二口トンネル」を含む仙台市太白区秋保で結ぶ(2)山寺から最短で青葉区作並の国道48号に接続する−という2案を提示。作並ルートの方が利便性が高いとしている。
 仙山線の強化策では、愛子駅(仙台市)−山形駅間のノンストップの直通便の導入を訴える。山形駅発で愛子駅で乗り換えても、現在より最大17分の短縮となり、仙台駅まで66分で到着できる。仙台−山形間にフル規格新幹線を整備する山形市の構想では、仙台までの所要時間は約20分になると想定している。
 交通網の整備が実現すれば、沿線居住者が増えることで山形市の人口減少が抑制され、企業進出により雇用が創出されるなどの効果が期待できるとしている。
 市企画調整課は「調査結果はあくまでたたき台。関係機関と話し合ったり、市民に紹介したりすることで、整備の機運を高め、実現に少しでも前進したい」と話している。


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2017年03月14日火曜日


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