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<震災6年>首相式辞「原発事故」なしに違和感

記者会見する福島県の内堀雅雄知事=13日午前、福島県庁

 東日本大震災の政府主催追悼式で、安倍晋三首相が「原発事故」の文言を使わなかったことを巡り、内堀雅雄福島県知事は13日の定例記者会見で、「(東京電力福島第1原発事故と向き合う)県民感覚として違和感を覚えた」と批判した。
 内堀知事は「原発事故は過去形ではなく現在進行形の災害だ」と強調。重要な追悼式で「『原発事故』という重く大事な言葉は欠かせない」と指摘した。
 ただ、政府の対応全般は評価。安倍首相が12日に岩手県内を視察した際、福島県内の帰還困難区域について全域での避難指示解除を目指す決意を示したことに触れ、「政府は県や自治体の要請を受けてしっかり対応している。今後も福島の復興再生に全力を尽くすと期待する」と語った。
 安倍首相は11日の式辞で、福島県について「順次避難指示の解除が行われるなど、復興は新たな段階に入りつつある」と述べ、前年までは盛り込んだ「原発事故」の文言は使わなかった。昨年は「原発事故のために住み慣れた土地に戻れない方々が数多くいる」などと表現していた。


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2017年03月14日火曜日


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