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宮城県警「またか」本年度逮捕4人目

 宮城県警南三陸署の幹部が危険ドラッグを購入した疑いで逮捕された。同県警の現職警察官の逮捕は本年度4人目。過去に例のない不祥事の続発に、県警幹部は「またか」と頭を抱えている。
 逮捕された南三陸署交通課長の警部補三浦章容疑者(52)は交通畑が長く、大型車両がひっきりなしに往来する被災地・南三陸町の現場で交通安全運動の陣頭指揮を執ってきた。
 地元の交通安全活動推進委員協議会の阿部新会長(65)は「穏やかな人柄で、薬物の兆候は全く感じられなかった。町民の警察に対する信頼は損なわれてしまう」と残念がる。
 県警監察課によると、本年度の警察官の主な懲戒処分は表の通り。逮捕者4人のうち2人が免職、1人が依願退職した。他に懲戒処分後に依願退職した警察官が2人おり、計5人が不祥事を起こして県警を去った。
 過去のデータでも本年度の逮捕者4人は突出している。監察課によると、元号が平成に改まった1989年以降、逮捕者は計16人。過去1年で4分の1を占める異常事態だ。
 不祥事が止まらない非常事態に同課は「本来は犯罪を取り締まるべき立場。一層の指導強化と再発防止に務めたい」と繰り返すが、決定打は見当たらない。
 同志社大政策学部の太田肇教授(組織論)は「震災6年が経過し、緊張感が緩んでいる側面もあるのではないか。管理強化一辺倒では無理が生じる。個人の自立を促すような対策が必要ではないか」と述べた。


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2017年03月16日木曜日


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