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<震災6年>高台移転 真新しい校舎巣立つ

新校舎での卒業式を終え、在校生に見送られる卒業生

 岩手県大船渡市赤崎中は15日、東日本大震災で被災し、高台に新築移転した校舎で卒業式を行った。卒業生31人にとって新校舎の利用はわずか3日だったが、仮設校舎で共に成長した仲間との日々をかみしめた。
 在校生や保護者らに見守られ、卒業生は真新しい体育館で一人一人卒業証書を受け取った。千葉宗幸さん(15)が答辞を読んだ。
 津波で母と祖母を亡くした千葉さんは、文化祭などを振り返り「思い出の全てが震災につながっている。生きていくためには、人と人とのつながりが大切だと気付いた」と述べた。
 生徒たちは3年間、新校舎から約5キロ離れたプレハブ仮設校舎で学んだ。学区内の小学校2校のうち1校が津波で被災し、小学4年生のときから別の1校で共同の学校生活を過ごした。
 式後、3年生はスクールバスで仮設校舎に移動。海が見える慣れ親しんだ教室で、最後の学級活動に臨んだ。千葉さんは「みんなで支え合って生活してこられた」と話した。
 新校舎は当初、16年4月の利用開始を目指したが、17年1月に延期され、さらに遅れた。4月に本格利用を始める。


2017年03月16日木曜日


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