宮城のニュース

<女川原発>石巻市 事故時避難に車を利用

 宮城県石巻市は16日、東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の重大事故を想定した広域避難計画を公表した。1月に策定した概要版の詳細を詰めた。避難先は県内27市町村に上り、原則自家用車を利用する。
 計画によると、避難対象は市内全域の14万7780人。原発から半径5キロ圏の予防的防護措置区域(PAZ)は634人で、安定ヨウ素剤を事前に配布する。5キロ圏を通過しないと避難できない牡鹿半島南部の2625人もPAZに準じた扱いとする。
 避難はコミュニティー維持を優先し、小学校区や行政区単位で実施。県内27市町村の体育館や公民館など304カ所に避難する。自力避難が難しい人はバスや福祉車両を利用する。
 避難経路は地域別に策定。国道や県道などの幹線道路を通る第1経路と、通行が困難な場合を想定した第2経路の2パターンを示した。
 一方、バスや福祉車両の確保、渋滞対策などは今後の課題で、市は計画を見直しながら実効性を高める。毎年秋に行われる原子力防災訓練でも計画を取り入れて避難訓練を実施する。
 市は今後、地域別に住民説明会を開いて周知を図るほか、市ホームページでも公開する。二上洋介総務部次長は「市単独で解決できない課題も多く、国や県とも協議を重ねて詰めていきたい」と語った。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2017年03月17日金曜日


先頭に戻る