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<震災遺構>津波脅威伝える渡り廊下 公開へ

車が折り重なる渡り廊下。接する北校舎1階(左)の玄関ホールから被災状況を見ることができる=昨年12月

 宮城県気仙沼市は16日、東日本大震災の遺構として保存する気仙沼向洋高旧校舎の公開範囲に、北校舎の生徒用玄関ホールを追加する方針を明らかにした。ホールから津波で車5台が折り重なる渡り廊下が見学でき、津波の脅威がより伝わるとして追加した。
 公開範囲は、最上階の4階まで浸水した南校舎の一階廊下、3階の一部、4階の一部、屋上としていた。渡り廊下は昨年12月の一般公開時の参加者アンケートで「津波の威力が分かる」との意見が多く、地元からも公開を望む声があった。
 旧校舎そばに設ける展示施設の整備検討会議で市が説明し、委員11人から異論はなかった。見学範囲は南、北校舎(延べ床面積計約7000平方)のうち600〜800平方メートルになる見込みという。
 展示施設は二つのシアターや体験・交流ホールも備える鉄骨平屋(約1280平方メートル)とする計画で、駐車場は130台分。夏までに設計をまとめ、旧校舎とともに整備して2019年3月開館を目指す。


2017年03月17日金曜日


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