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<にゃんとワンポイント>まさかが起こり得る

乾電池や縫い針など家の中には、犬が誤飲・誤食を起こす危険な物がいっぱい(一部画像を加工しています)=仙台総合ペット専門学校

◎犬の誤飲・誤食

 「先生。うちの子が目の前でたった今、焼き鳥の竹串を飲み込んでしまいました」
 以前、当院に駆け込んできた飼い主さんの言葉です。緊急手術で即竹串を取り除きました。このときは運よく胃壁を串が貫通していなくて事なきを得ましたが、運が悪ければ、胃を貫通して腹膜炎を起こして死ぬ可能性もありました。
 ごみ箱をあさり、ハムを縛っていた糸を飲み込んで糸が腸に絡みついたり、総菜を包むラップが腸内に詰まったり、ミシン針が内壁に刺さったなど、誤飲による腸閉塞(へいそく)の原因となるものは家の至る所にあります。
 「うちのワンちゃんはお利口さんで、余計なものは口にしないんです」と多くの飼い主さんはいいます。が、まさにそう話している目の前で、犬たちはいろんなものを口に入れてしまいます。誤飲・誤食は生涯に1回か、あっても数回でしょう。「魔が差す」という言葉がぴったりです。いつもは見向きもしないものを飲み込んだりするのです。ですから、犬の周囲に危険なものは置かない、ということが鉄則です。
 米びつのコメを大量に食べ、嘔吐(おうと)と下痢で数日間苦しんだり、チョコレートを包装フィルムごと食べたりした犬もいます。チョコレートは犬にとって猛毒です。絶対に避けてください。たばこを食べることはさらに危険です。室内での喫煙は副流煙の害が心配されますから、犬のそばでの喫煙は避けましょう。
 誤飲・誤食による消化器のトラブル以外にも、犬の体に合わない食事内容は、腸の炎症を引き起こし、嘔吐や下痢、発熱、感染症の原因にもなりかねません。良質の消化のいいドッグフードだけを与えるようにしてください。(川村動物クリニック院長 川村康浩)


2017年03月17日金曜日


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