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<区画整理>大槌町 住宅再建補助制度を延期

 岩手県大槌町は16日、土地区画整理事業地での住宅建設に100万円を補助する制度の導入を先送りする方針を決めた。新年度の開始を目指していたが、町民の不公平感などを理由に町議会が付帯決議で待ったをかけた。町は4月に町民説明会を開き、新設する関連事業と併せ改めて実施時期を探る。
 補助制度は、東日本大震災で被災した中心部の「町方」区域の空き地解消と市街地再生を図る目玉事業。関連費2億円を新年度一般会計当初予算案に計上していた。
 町議会3月定例会は同日、予算案を原案通り可決する一方、制度は町民間の不公平感を解消できず理解を得ていないとして「実施は容認できない。調整し直し、議会との合意の上で事業執行に当たるよう強く求める」との付帯決議をした。
 小松則明議長は「予算案を否決すれば復興が止まるので、取り得る中で最大限の手を打った。町には内容を精査し、問題点を修正してもらえると信じている」と語った。
 平野公三町長は「重く受け止め、補助制度の4月1日スタートは難しいと判断した。中身は変えずに早期実施を目指したい。町民と議会の理解を得るために説明を尽くす」と話した。
 町は、土地区画整理事業地の地権者が売却や賃貸を望む土地の情報を公開する「空き地バンク」、バンク利用による土地購入に最大100万円を補助する制度もそれぞれ4月開始を見合わせる。


2017年03月17日金曜日


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