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被災の雄勝、大須 二つの閉校式

校歌を歌う大須小、大須中の児童生徒ら=18日、石巻市の大須小体育館
感謝の会で復興輪太鼓を披露する雄勝中の生徒ら=18日、石巻市の石巻北高飯野川校体育館

 東日本大震災で被災した石巻市で18日、雄勝小(児童16人)と雄勝中(生徒21人)、大須小(5人)と大須中(7人)の二つの閉校式が開かれた。児童生徒や保護者、住民らは共に歩んできた学びやに感謝の気持ちを伝え、母校の歴史に最後の一ページを刻んだ。

 雄勝小中合同の閉校式が石巻市相野谷の石巻北高飯野川校体育館であり、約250人が出席。亀山紘市長は「伝統と誇りは引き継がれていくと確信している」と述べた。閉校式後の感謝の会では、雄勝中の生徒や卒業生らが伝統の「復興輪太鼓」を力強く演奏した。
 雄勝小は4校で最も長い144年の歴史がある。同市雄勝町にあった校舎は震災の津波で全壊。児童は同市河北中校舎を経て、飯野川校敷地内に建てられたプレハブ仮設校舎へ通った。
 5年渡辺遥人君(11)は「雄勝小を明るくしようと、朝の職員室でのあいさつを続けてきた。4月から新生雄勝小で下の学年を引っ張っていきたい」と話す。
 大須小中合同の閉校式は大須小体育館であり、約250人が参加した。
 大須中を卒業したばかりの高橋愛佳さん(15)は「校訓の『自信と勇気』はしっかりと受け継がれてきた。新しい雄勝中で、後輩たちに何事も一生懸命に頑張ってほしい」と願った。
 4校の卒業生は計約8300人。雄勝小と大須小、雄勝中と大須中はそれぞれ統合され、4月に新しい雄勝小と雄勝中が開校する。児童生徒41人は1学期は既存の大須小校舎に通い、2学期から雄勝町大浜地区に整備される小中併設の新校舎で学ぶ見通し。


2017年03月19日日曜日


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