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<いいから>唐揚げしっかりしょうゆ味 名物に

「いいから」提供開始を前に5店舗の唐揚げを食べ比べた試食会=石巻市相野谷

 宮城県石巻市飯野川地区の食堂5店舗が24日から、しょうゆベースのたれにたっぷり漬け込んだ唐揚げを地元の名物料理「飯野川唐揚げ」として販売する。「サバだしラーメン」「ずるびきあんかけ」に続く第3弾の地元発信メニュー。略して「いいから」の愛称で浸透を図る。
 地元商店主でつくる河北まちづくり研究会と石巻専修大経営学部の石原慎士教授ゼミが連携して企画。(1)東北産鶏肉を使う(2)しょうゆベースのたれにどっぷり漬け込む(3)冷めてもおいしい−が特徴で、半日程度漬け込んだ唐揚げを店独自の味付けで出す。
 飯野川地区の店では、唐揚げは揚げる直前に味付けするのではなく、比較的長くたれに漬けていた。多くは宴会のメニューとして提供。ある店主によると、最近は地域の高齢化に伴い、揚げ物が敬遠されがちになり、提供を控える店もあったという。
 転機は2015年、石原教授やゼミ生との懇親の席。腹ごしらえに持ち寄った唐揚げのしっかりした味が話題となった。ゼミ生たちは15年末、唐揚げで町おこしに取り組む大分県の先進地を視察。消費者アンケートを実施するなどし、地域オリジナルのメニューとして販売を決めた。
 提供するのは「こばやし」「きかく」「高大」「吉華」「高松」の5店舗。価格は定食800〜850円(税込み)。こばやし店主の小林伸幸さん(55)は「多くの人に食を目当てに飯野川に来てもらい、商店街の活性化につなげたい」と語る。


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2017年03月22日水曜日


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