宮城のニュース

被災地の宿泊村エルファロ 町中心部で営業へ

移動可能なトレーラーハウスを活用した宿泊村「エルファロ」

 東日本大震災で被災した宮城県女川町にある、トレーラーハウスを活用した宿泊村「エルファロ」の移設について、7月中にも女川駅近くで営業を開始することが分かった。現在地での営業は大型連休後の5月8日以降休止する予定。関係者らは「町中心部への移設で滞在型の交流人口の拡大につなげたい」と期待を寄せる。
 移設先は駅南西の町有地約7300平方メートル。駅に併設する「女川温泉ゆぽっぽ」、2015年12月にオープンした商店街「シーパルピア女川」などに近い。町は条例の付則特例に基づき、土地を5年間無償で貸与する。
 エルファロは12年12月、清水地区の町営住宅跡地にオープン。被災した町内の旅館経営者4者が立ち上げた「女川町宿泊村協同組合」が運営している。トレーラーハウス40台を備え、最大146人が宿泊できる。移転後はベッド数を増やし、195人の受け入れを可能にする。
 町産業振興課によると、16年の観光客入り込み数は約41万7000人。うち宿泊者数は約3万3000人で、15年より約5000人増えた。担当者は「商店街のオープンなどの影響が大きい。今後、町中心部の宿泊施設の需要は増すだろう」とみている。


2017年03月22日水曜日


先頭に戻る