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<気仙沼漁船転覆>不明2人 捜索続く

転覆した状態で、仲間の漁船にえい航される「第1信盛丸」(手前)=23日午後3時ごろ、気仙沼市唐桑町沖

 23日午前9時45分ごろ、宮城県気仙沼市唐桑町の笹浜漁港の北東約1キロ沖で、宮城県漁協唐桑支所所属の小型漁船「第1信盛丸」(4.9トン)が転覆しているのを釣り船の船長が発見し、同支所を通じ気仙沼海上保安署に通報した。乗っていた同市唐桑町鮪立(しびたち)、漁業菅野和享(やすたか)さん(59)ら家族3人のうち、近くで長女の早央里(さおり)さん(30)が見つかり、病院で死亡が確認された。気仙沼海保は残る2人を捜している。
 気仙沼海保によると、行方が分からないのは、和享さんと、同居する三女の夫の大宮拓人さん(24)。海保は引き続き転覆した海域付近を捜索し、24日も僚船が捜す予定。
 県漁協唐桑支所によると、3人は23日朝に自宅近くの宿舞根(しゅくもうね)漁港を出港し、唐桑半島の北側の岸から数百メートル離れた養殖いかだでワカメの刈り取り作業をしていたという。死亡した早央里さんは発見時、救命胴衣を着ていなかった。
 漁船が発見された場所は養殖いかだから約400〜500メートル離れていた。漁船は仲間の船にえい航され、23日午後4時10分、宿舞根漁港に到着した。
 仙台管区気象台によると、唐桑地域の23日午前9時の波の高さは1.4メートル、気仙沼市は西の風2.7メートルを観測した。風は強まり、午前10時52分に宮城県東部に強風注意報が出ていた。


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2017年03月24日金曜日


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