岩手のニュース

被災地での経験糧に 特別出向の警察官が離任

表彰状を受け取る杉原巡査長(手前左)

 東日本大震災の被災地支援のため本年度、広島、熊本両県警から岩手県警に特別出向していた警察官5人の離任式が23日、県警本部であった。
 堀誠司本部長は「熊本地震と広島県内大雨で出向元の県が被害を受けた中、岩手県の被災地の安全確保に全力を尽くしていただいた」と感謝の言葉を述べ、表彰状を手渡した。
 5人は釜石、大船渡両署に配属され、行方不明者の捜索や仮設住宅の巡視に当たった。大船渡署で勤務した熊本県警の杉原徹彦巡査長(28)は「温かく迎えてくれた地域の方々のため、大船渡でもう1年働きたかった。出向中の経験を熊本地震の仮設住宅の防犯活動に生かしたい」と語った。
 岩手県警は警察庁の特例措置が本年度で終了するため、新年度は被災3県の県警で初めて特別出向の受け入れを見送る。
 県警警務課の加藤秀昭企画室長は「出向者には震災後に目立つようになった家庭内暴力やストーカー被害の未然防止に貢献してもらった。新年度は地元採用の警察官が任務を引き継ぎ、これまで同様に被災者のニーズに沿った活動を展開したい」と話した。


2017年03月24日金曜日


先頭に戻る