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<センバツ>不来方二十の瞳 意地見せた

試合終了後、応援席へあいさつに向かう不来方の選手たち

 兵庫県西宮市の甲子園球場で開催中の第89回選抜高校野球大会第5日の24日、21世紀枠で初出場した不来方(こずかた)(岩手)が1回戦で静岡と対戦した。3−12で敗れはしたが、わずか10人の選手たちは強敵相手に奮闘。感謝の気持ちを胸に全力で戦い抜いた。
 打線は東海大会覇者の静岡の投手陣から9安打を放ち、主戦で4番打者の小比類巻圭汰主将(新3年)も16安打を浴びながら完投した。唯一の控えの斉藤圭汰選手(新2年)も一塁コーチや伝令を務め、九回に代打で出場。菅原岳人選手(新3年)は「甲子園は最高です」と目を輝かせた。
 スタンドでは生徒や選手の家族ら約450人と、岩手から駆け付けた多くのツアー参加者らが応援。吉田圭太選手(新3年)の父恭(みつ)さん(41)=岩手県矢巾町=は「選手らは日に日にまとまりが良くなった」と頼もしそうに見つめた。
 周囲の後押しで夢の舞台に立った。打撃練習では小山健人監督(30)やOBらが守備を手伝った。マネジャー3人は練習中、各選手に1合のご飯を食べさせるなど体づくりに配慮。3人のうちベンチ入りの記録員を除く2人は一緒に戦う思いを込め、スタンドでユニホームを着て応援した。
 勝利はつかめなかったが、ナインは堂々とした戦いぶりで感謝の気持ちを伝えた。小山監督は「多くの方の支えで試合をさせていただき、再びここ(甲子園)で戦いたい思いが強くなった」と意欲を示した。


2017年03月25日土曜日


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